2013年5月20日月曜日

なかなか本気でよかった白馬村



ゴールデンウィークに、急に思い立って長野県白馬村に行った。ほんと、「急」で、前日に宿とレンタカーを予約したぐらい。
白馬というのは特に行きたかったわけではなく、犬が泊まれる宿となるとすごく限られるので、場所にはほとんどこだわらなくて探した結果、空いていたというだけだった。

でも、結果的にすごくよかったんですね、これが。「山登り(もちろん、本格的なやつじゃなくてハイキングぐらい)ぐらいできるかしらー」と思っていたら、春スキーの最後で上の方は行けなかった。でも、下の里山ほうでも十分山の美しさと、春の花の美しさが堪能した。写真のように、雪山と桜、そして雪解け水と、ほんとカレンダーのような風景に、結構忙しかった4月の心の澱が洗われるような。いや、「山」と「花」に心洗われるなんて、ずいぶん歳をとったというところでしょうかね(笑)。

白馬は20代前半のときにスキーにずいぶん来ていた記憶がある。今回も、八方尾根や白馬47なんて、なつかしいスキー場が近くにたくさんあった。
とても感じたのが、「観光にがつがつしていないなー」ということ。なんていうか、写真のような、都会の人にしてみれば「すてきー!」となりそうな公園や湿原がそれこそそこかしこにあるのに、ぜんぜん、ひっそりとしている。ぜんぜん、アピールしていない。
これって、やっぱりスキーと登山という、本格的な「ウリ」を持っている土地ならではなのかなあとぼんやり思っていた。もちろん、今どきはスキー人口も減って、大変なんだろうけどね。

もう一つ、温泉もそこかしこにあったんだけど、これまた「本気の温泉」ばかりでとてもよかった。
どこもたいてい500円で、洗い場と温泉ぐらいの施設。シンプルなんだけど、最近の観光地の高くてゴテゴテしていてコミコミしている「温泉施設」に辟易としていた身としていては、なんだか新鮮だった。

総じて、白馬の旅行はとても満足した。ちゃんと、その「土地」のものを持っているところは強いと思う。長い目で見ればきっと。
今度は夏に行きたいな。




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